ローズ

学名Rose damascena(ローズ・ダマスケナ)
科名バラ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位花(ブルガリア、トルコ等)
比重0.847〜0.868
いわゆるバラの香りですが、種類が多く分類が複雑です。
R.damascenaは芳香が強く、精油を取る為の代表的な品種のひとつです。
水蒸気蒸留法でとられたオイルをローズ・オットー、溶剤抽出で得られた
オイルをローズ・アブソリュートと呼んでいます。香りも異なります。
どちらかというと、アブソリュートの方がより生きている花に
近い香りがします
ローズ・オットーのオイルは透き通っていますが、ローズ・アブソリュートは
黄色みがかっています。それは、水蒸気蒸留法で採油すると、
分子量の比較的大きな色素は、検出されないからです。
主要含有成分表   提供;KENSO
モノテルペンアルコール類・シトロネロール 25〜50%
・ゲラニオール 10〜30%
・ネロール 4〜15%
・リナロール
炭化水素類・ノナデカン 5〜15%
・ヘンエイコサン 2-10%
・エイコサン、オクタデカン、
・トリコサン、ドコサン、
・ペプタデカン、ペンタデカン
フェノールメチルエーテル類・メチルオイゲノール
・甘く気品ある香りは、花の香りの代表格で心を
 和ませてくれますが、少量でもよく香るため使用量
 に注意しましょう
・皮膚と精神・神経系の不調に良い効果をもたらし、
 特に女性には、心身共に素晴らしい作用が期待
 できる精油です。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
モノテルペンアルコール類 ・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・シトロネロール
  (昆虫忌避作用(蚊)、鎮静作用、筋肉弛緩作用
   血圧降下作用)
・ゲラニオール
  (鎮痛作用、興奮作用、収れん作用、抗不安作用
   皮膚弾力回復作用、子宮収縮作用)
・ネロール
  (皮膚弾力回復作用)
・リナロール
  (鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用)

炭化水素類 この成分は、
香り、薬理作用に関しては共にありませんが、ローズの
特徴的な成分です。
低温時(13℃以下)にローズ精油が、結晶化する原因
物質であり、本物のローズ精油であれば、10%前後
含んでいるので、合成香料や混ぜ物をした粗悪な
精油には含まれていません。
フェノールメチルエーテル類 ・鎮痙攣作用 4+
・鎮痛作用 3+
・抗炎症作用 2+
・抗真菌作用 2+
・抗ウィルス作用 2+
・抗菌作用 2+
NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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